Kyber Networkハンズオン 前編

はじめまして、びっとぶりっとです。
先日Kyber Networkのハンズオンに参加させていただいたので、2回構成でその内容について書いていこうと思います。

1回目は、Kyber Network自体の説明です。

Kyber Networkとは

Kyber Networkは多種多様なトークンを交換するための非中央集権的なプロトコルです。

よくKyber NetworkはDEX(非中央集権取引所)と言われる事が多いのですが、Kyber Networkは厳密にはDEXではありません。トークンを交換するためのプロトコルです。従ってKyber Networkのプロトコルを使って誰でも自由にトークンを交換するしくみを導入できます。

具体的な例としては

  • 特定のユーティリティトークンで利用できるDappsに組み込んで、特定のユーティリティトークン以外のトークンをKyber Networkで自動交換してそのDapssを使えるようにする
  • ウォレットに組み込んでウォレット内でトークンの交換が行えるようにする

等が挙げられます。

KyberSwapはこのKyber Networkを公式に組み込んでユーザーが手軽にトークン交換をできるようにした販売所の実装の一つです。

Kyber Networkのトークン交換の特徴

トークンに限らず何らかの交換には1つ大きな問題があります。
AさんはKNCトークンを売ってOMGトークンが欲しい、一方でBさんはOMGトークンを売ってETHが欲しい状況を想定するとします。
このままではお互いに売買したいトークンがマッチしていないので売買を成立できません。

一方でCさんがETHを売ってKNCトークンが欲しいとします。

こうなると、AさんはCさんを介して2回取引を行うことで本来の目的であるKNCトークンを売ってOMGトークンを得ることができます。この問題に対してKyber Networkは以下の3つの特徴があります。

Atomic & Immediate Settlement

上記に見られる複数回の取引をすべて瞬時に行われたかのように処理できます。Aさんからは一回だけ取引が行われたように見えます。

Ability to combine MVEs

MVE(Multi Value Exchagnge) 上記のように複数のトークン間の交換をサポートします。

Interact with other parties

上記ではAさん、Bさん、Cさんしか出てきていないですが、オープンなプロトコルなのでいろんな人や組織の売買需要を集めることができます。

これらに加えて、今後のロードマップではEthereum以外のトークンの交換もサポートしていくようです。

Kyber Networkを使ってみる

Kyber Networkはプロトコルなのでこれを使うには自分でKyber Networkを組み込んだDappsや販売所を用意するかすでに用意されているDappsや販売所等を使うかになります。

KyberSwap

一番簡単なのはKyberSwapを使うことです。

Metamaskを有効にした状態でKyberSwapにアクセスすると以下の通りトークンの交換をする画面が表示されます。

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KyberWidget

KyberWidget Generator を使ってKyberWidgetというボタンを表示するhtmlコードを生成できます。

Webページに設置されたこのボタンを押下すると

このようにKyberWidgetが表示されてMetamaskが有効になっていれば簡単にトークンの交換が行えます。

最後に

これまでに説明した通り、Kyber NetworkはDEXではなくてプロトコルです。つまりエンジニアの方々によりいろんなアプリケーションに組み込まれることを前提としているわけで、エンジニアとしては非常にエキサイティングなプロダクトに見えますよね。

次回はハンズオンにてKyber Networkを実際に組み込んで独自のコントラクトを作ってみた内容を紹介したいと思います。

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